マイオピン
低濃度アトロピン
副作用
瞳孔が開くために、日中の眩しさ・手元の見づらさを自覚する場合があります。慣れない場合、点眼時間を夕方にするか、濃度低下するか、中止します。点眼終了1週間ほどで回復します。
使用方法
夕方〜寝る前に、1滴点眼するだけです。
開封後1ヶ月経ったら、捨てましょう。
併用できない薬はありません。
併用効果
オルソケラトロジーと併用することにより、近視進行抑制効果が高まります。
マイオピン処方は自費診療となります。
検査・処方料 2,200円(税込)
初回・1ヶ月後・3ヶ月毎
マイオピン0.01% 1本3,630円(税込)
マイオピン0.025% 1本4,400円(税込)
(2023年4月より価格改定しました)
初回保険診療で「近視」を確認させていただいてから、
後日処方となりますので、マイナンバーカードと医療券をお持ちください。
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Q&A
Q:マイオピンの副作用はありますか?また、全身へ影響はありますか?
A:主な副作用は、瞳孔が若干広がることによる「眩しさ」です。中学生の方が気になるようです。1ヶ月ほどで慣れる方も多いですが、起床後に眩しさを感じる場合は、点眼時間を就寝直前から夕方にすると軽減されます。
Q:オルソケラトロジー治療と併用はできますか?
A:オルソケラトロジー治療と併用できます。近視進行抑制効果が上がる事という報告があります
。マイオピン点眼後、5分以上してから、オルソレンズ装用してください。
Q:眼鏡と併用はできますか?
A:特に問題なくご使用いただけます。
Q:コンタクトレンズと併用はできますか?
A:特に問題なくご使用いただけます。マイオピン点眼は裸眼の時に行いましょう。
Q:視力は回復しますか?
A:軸性近視であれば、視力回復することはありません。調節緊張による「仮性近視」には、調節緊張緩和による視力回復が若干期待できます。
Q:効果がない場合はありますか?
A:0.01%アトロピン点眼は、9%の方に無効だったという海外の報告があります。点眼後も6M経過しても、近視が進み続ける場合、0.025%への変更や、オルソケラトロジー併用・クロセチンサプリメント併用を検討が必要となります。
Q:どれくらい続けますか?
A:原則2年以上の継続をお勧めします。特に0.01%の場合、2年目の効果が高いようです。2年後の継続に関しては、個別相談となります。
Q:中止後に近視が進むことはありますか?
A:0.01%マイオピン中止後、使わなかった方と比べて、進みやすくなるという事はありません。
Q:12歳以上ですが、使用できますか?
A:処方可能です。12歳〜16歳でも、平均的には近視は進行します。
ただし、点眼後8時間程度は瞳孔に影響があります。高学年になって生活リズムが変わり、夜に点眼してから朝起きるまでの時間が短くなると、朝のうちは近くが見づらい・まぶしいといった症状を感じることもあります。点眼するタイミングを夕方にするのがお勧めです。
中学生では通常0.01%マイオピンで十分な方が多いです。
Q:6歳未満ですが、使用できますか?
A:処方可能です。早い子ですと、3〜4歳から近視のお子さんもいらっしゃいます。当院でも使用経験もあります。元々アトロピンは1歳くらいでも検査や治療で使用する薬なので、過度に恐れる必要はありません。しかし、6歳未満の場合、かなり進みやすい事が予想されるため、初回から0.025%マイオピンが良いかもしれません。
Q:気をつけることを教えて下さい。
A:どの点眼でも共通ですが、開栓したら1ヶ月で廃棄してください。マイオピンの場合、1日1回なので、1ヶ月経過した後も意外と残っていると思います。点眼瓶も、防腐剤も入っておりますが、睫毛などに触れて汚染していきます。口をつけたペットボトルの水を次の日に飲む人はいないですよね。